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　ECM NEWS／ECM情報

Album cover reproduced by courtesy of ECM Records, Munich
●ジャケット写真はECM Recordsの許諾のもと、掲載しております。（musicircus）


January 12, 2010
ケニー・ホイーラー生誕80年記念コンサート

Kenny Wheeler 80th birthday concert
　

Photo: Patrick Hinely

 　独自の個性と叙情的な音楽性で知られるトランペット奏者でジャズ・コンポーザーのケニー・ホイーラー（ウィーラー） Kenny Wheeler が80回目の誕生日を迎えるのを祝して、1月14日にロンドンの英国王立音楽院 Royal Academy of Music で記念コンサートが開催されます。

 　
　 　当日のプログラムには、彼のECMのアルバム《ミュージック・フォー・ラージ＆スモール・アンサンブルズ Music For Large & Small Ensembles》（ECM 1415/16）の収録作品が含まれる予定です。この特別な再演ステージでは、1990年に録音された「ザ・スウィート・タイム・スーツ The Sweet Time Suite」に参加したノーマ・ウィンストン Norma Winstone、ジョン・テイラー John Taylor、ヘンリー・ロウザー Henry Lowther、デレク・ワトキンス Derek Watkins、レイ・ウォーリー Ray Warleigh、スタン・サルツマン Stan Sulzmann、エヴァン・パーカー Evan Parker、ダンカン・ラモント Duncan Lamont、ジュリアン・アルゲレス Julian Arguelles、デイヴ・ホランド Dave Holland といったオリジナル・メンバーが顔を揃えます。

 　
　 　ホイーラーはカナダ出身ですが1952年以来イギリスで暮らしており、最初に名声を獲得したのはジョン・ダンクワース・オーケストラ John Dankworth orchestra での優れたソロイストとしての活躍でした。1960年代には、モダン・ジャズならびにメインストリームのジャズの演奏活動を続ける傍らで、ジョン・スティーヴンズ John Stevens やスポンティニアス・ミュージック・アンサンブル Spontaneous Music Ensemble と共にフリー・インプロヴァイズド・ミュージックの演奏を開始します。その仲間にはノーマ・ウィンストン、エヴァン・パーカー、デイヴ・ホランドなどがいました。

 　
　 　ケニー・ホイーラーがECMに残した著名な録音の数々をご紹介します。

 　
《ヌー・ハイ Gnu High》
共演；キース・ジャレット Keith Jarrett、デイヴ・ホランド Dave Holland、ジャック・ディジョネット Jack DeJohnette

（ECM 1069）
 　
《ディア・ワン Deer Wan》
共演；ヤン・ガルバレク Jan Garbarek、ジョン・アバークロンビー John Abercrombie、ラルフ・タウナー Ralph Towner、デイヴ・ホランド Dave Holland、ジャック・ディジョネット Jack DeJohnette

（ECM 1102）
 　
《アラウンド・シックス Around 6》
共演；エヴァン・パーカー Evan Parker、エイエ・テリン（セリン） Eje Thelin、トム・ファン・デア・ゲルト Tom van der Geld、J.F. ジェニー・クラーク J.F. Jenny Clark、エドワード・ヴェサラ Edward Vesala

（ECM 1156）
 　
《ダブル・ダブル・ユー Double Double You》
共演；マイケル・ブレッカー Michael Brecker、ジョン・テイラー John Taylor、デイヴ・ホランド Dave Holland、ジャック・ディジョネット Jack DeJohnette

（ECM 1262）
 　
《ミュージック・フォー・ラージ＆スモール・アンサンブルズ Music for Large and Small Ensembles》
共演；エヴァン・パーカー Evan Parker、ジョン・テイラー John Taylor、デイヴ・ホランド Dave Holland、ジョン・アバークロンビー John Abercrombie、ノーマ・ウィンストン Norma Winstone、ピーター・アースキン Peter Erskine ほか

（ECM 1415/16）
 　
《ザ・ウィドウ・イン・ザ・ウィンドウ The Widow In The Window》
共演；ジョン・アバークロンビー John Abercrombie、ジョン・テイラー John Taylor、デイヴ・ホランド Dave Holland、ピーター・アースキン Peter Erskine

（ECM 1417）
 　
《エンジェル・ソング Angel Song》
共演；デイヴ・ホランド Dave Holland、リー・コニッツ Lee Konitz、ビル・フリーゼル Bill Frisell

（ECM 1607）
 　
《ア・ロング・タイム・アゴー A Long Time Ago》
（ブラス・アンサンブルとソロイストのための音楽）

Kenny Wheeler flugelhorn
John Taylor piano
John Parricelli guitar
Derek Watkins trumpet
John Barclay trumpet
Henry Lowther trumpet
Ian Hamer trumpet
Pete Beachill trombone
Richard Edwards trombone
Mark Nightingale trombone
Sarah Williams bass trombone
David Stewart bass trombone
Tony Faulkner conductor

（ECM 1691）
 　

"Azimuth / The Touchstone / Départ"
ECM 1546-48

 　これらに加えて、ホイーラー（ウィーラー）がリーダーとも言えるトリオ「アジマス Azimuth」（ジョン・テイラー、ケニー・ホイーラー、ノーマ・ウィンストン）がECMに残したアルバム群があります。

　さらにゲスト参加したアルバムとしては、デイヴ・ホランド・クィンテット Dave Holland Quintet、ジョン・アバークロンビー John Abercrombie、ジョージ・アダムズ George Adams、ピエール・ファーヴル Pierre Favre、レオ・スミス Leo Smith、ラルフ・タウナー Ralph Towner、ビル・フリーゼル Bill Frisell、ベルリン・コンテンポラリー・ジャズ・オーケストラ Berlin Contemporary Jazz Orchestra、グローブ・ユニティ・オーケストラ Globe Unity Orchestra などがあります。

 　
　


(c) ECM Records, Munich. Used by permission.


 　
　 ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） 　

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