| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
March 23, 2012 |
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米国のジャズ専門誌「ジャズ・タイムズ
JazzTimes」が、ビリー・ハート・クァルテット
Billy Hart quartet の新作《オール・アワー・リーズンズ
All Our Reasons》（ECM 2248）に打ちのめされています。 |
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（前略）
いくつもの“理由”が、崇高な気分に溢れ、黙想に耽った9つのトラックの演奏という、この世ならざる諸相に狙いを定めて突き進んでいる。これらの音楽は、芸術家気取りのエンパイア・ステート・ビルディングのショット（まさにECMならではの）で飾られたカヴァー写真と同じくらい、いかにも飾り気のない、だがしかし雰囲気に富んだ趣に包まれている。しかも、さらにその主要な推進力は、リズムではなく、メロディーに置かれているのである。ピアニストのイーサン・アイヴァーソン
Ethan Iverson とサックス奏者のマーク・ターナー
Mark Turner の二人は、それぞれドラムのビリー・ハート
Billy Hart と作曲を共同で行っているが（前者と3曲、後者と2曲）、いずれも曲作りの技術は相当に長けており、ターナー作曲の雄大なバラード「ウェイストランド（荒地）
Wasteland」と中庸なテンポの小旅行「ダチェス（公爵夫人）
Duchess」の2曲は、とりわけ忘れ難い印象を残す。さらに重要なのは、両者がそれぞれの楽器を奏でる際に身につけている柔らかいタッチで、この特質のお蔭で、演奏する曲を単に旋律の美しさだけに留まらない壮麗な世界へと引き上げている。 マイケル・J・ウエスト Michael
J. West |
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参考記事 JazzTokyo Interview # 102 ■ ETHAN IVERSON｜イーサン・アイヴァーソン ピアニスト |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
