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| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
May 15, 2007 |
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昨年ECMがリリースしたジェルジ・クルターグ
György Kurtág の《カフカ断章
Kafka-Fragmente》（ECM New Series 1965）は、2006年度日本レコード・アカデミー賞（現代音楽部門）を始め、ミデム・クラシック・アワード年間最優秀現代音楽アルバム等、既にさまざまな栄誉に輝いています。四半期毎に選定されるドイツ批評家賞も受賞しています（2006年度第２四半期）。このディスクは、それこそ世界中で大変幅広い賞賛を勝ち得ているといってよいでしょう。 そしてこのたび、《カフカ断章》に新たな賞が授与されました。ベルギーで最も権威あるセシリア賞
Prix Caecilia です。同賞はベルギーの音楽家ユニオンによって選定されるもので、《カフカ断章》は昨2006年度の最優秀室内楽アルバムとしての受賞となります。 |
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| ユリアーネ・バンゼ
Juliane Banse とアンドラーシュ・ケラー
András Keller による堂々たる演奏。両者ともに、どの一音に対しても、それが有する意味と世界を熟知している。作品全体を構成する４つのセクションは、本作がオマージュを捧げている偉大な文学者が残した作品と同様、生々しい手触りと語りかけるような雰囲気をもった、断片的な音楽的モザイクから出来上がっている。 アントニー・ホールデン Anthony Holden 英国 オブザーバー紙 The Observer |
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| 本作は作曲家自身の監修による録音である。ケラーは同作品の初演者でもあるので、本アルバムはこの申し分のない二重の関係性の上で成立している。また本作はクルターグの80歳の誕生日に合わせたリリースという点でも、時宜に適った贈り物となっている。大いなる慎み深さを持つこのクルターグという人物は間違いなく現存する巨匠作曲家のひとりであって、並ぶもののないヴィジョンを込めた作品の創造に献身的に取り組んでいる偉大な芸術家である。 ロバート・カール Robert Carl 米国 ファンファーレ誌 fanfare |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
