| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
May 18, 2012 |
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ミクロシュ・ペレーニ
Miklós Perényi の《ブリテン、バッハ、リゲティ作品集
Britten, Bach, Ligeti》（ECM New Series 2152）が、米国の有名な音楽ブログ「Blindedbysound.com」で取り上げられました。 |
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このアルバムの特徴は、異なる複数の聴き方を拒んでいない点にある。ミクロシュ・ペレーニの演奏を愛する聴き手ばかりでなく、ペレーニが本盤で取り上げ称賛の念を捧げている三人の作曲家の作品を愛好する人々の心にも、間違いなく同じように強く訴えかける力を持っている。そして、本盤を通じて何よりも聴き手の心に迫ってくるのは、ペレーニが独奏楽器としてのチェロ（専門的名称はヴァイオリンチェロ）に捧げている深い崇敬の思いである。（中略） いずれにせよ、このアルバムの中に、私たちの時代を代表する偉大なチェロ奏者のひとりによる簡潔でありながらも真に偉大な演奏が記録されていることだけは間違いない。 グレッグ・バーブリック Greg Barbrick Blindedbysound.com |
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ジョン・ホロウェイ
John Holloway がダリオ・カステッロ
Dario Castello とジョヴァンニ・バッティスタ・フォンタナ
Giovanni Battista Fontana の曲を演奏したアルバム《新しい様式によるソナタ・コンチェルターテ
Sonate concertate in stil moderno》（ECM New Series 2106）について、ブロガーのグレッグ・アップルゲイト・エドワーズ
Greg Applegate Edwards が次のように書いています。 |
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| 本盤に収録された作品はどれも巧みな職人技を駆使して旋律の上で豊かな魅力が注ぎ込まれたもので、一般的に演奏者の卓越した名技性を引き出すレパートリーに属するものと言ってよい。ここでのジョン・ホロウェイ
John Holloway のヴァイオリンの演奏もじつに勢いよく颯爽とした弾き振りである。ところで本アルバムではソナタを演奏する際の伴奏楽器として、ハープシコードの他に、ジェイン・ガワー
Jane Gower が吹く管楽器のドゥルシアン
dulcian ［訳註：ヨーロッパの古楽器でダブル・リードの木管楽器で、現在のファゴットの古い形態］が含まれている。この２つの楽器の音色が溶け合うことで生じる、溌剌としたなかにも華麗な魅力を備えた、刻々と表情が移り変わっていくユニークな響きの世界を聴けるのは得難い体験だ。（中略） 本盤の登場によって、17世紀初頭のバロック初期を代表する白熱の輝きに包まれ、甘美さと熱烈さを併せ持ったこれらの小品集を、私たちはようやく理想的なかたちで聴くことができるようになったと言えるだろう。 グレッグ・アップルゲイト・エドワーズ Greg Applegate Edwards Classicalmodernmusic.Blogspot.com ■ |
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エディンバラの歴史ある日刊紙「スコッツマン
Scotsman」に掲載された、ヒリヤード・アンサンブル
Hilliard Ensemble がドン・カルロ・ジェズアルド
Don Carlo Gesualdo の作品を取り上げた新録音《マドリガーレ集
第5巻 Quinto
Libro di Madrigali》（ECM New
Series 2175）を賞賛する記事。 |
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| ジェズアルド
Gesualdo が極度に緊張した自らの内面の感情を表現するために採用したほとんど異常性を帯びたと言ってもよい複雑に曲がりくねった和声展開が、この1611年に出版された作品集では随所に登場する。こうした作曲手法は、ジェズアルドと同時代に活躍したモンテヴェルディ
Monteverdi の作品内にも見出すことができない、謂わば当時の他の作曲家達や聴衆がそれまでにまったく耳にしたことがないような類のものだった。大胆な語り口の上に巧みなフレーズ展開が加味されたこれらの作品群を、ヒリヤード・アンサンブルは陶酔的と形容したくなる程の美しさに溢れた歌唱によって聴かせてくれる。 ケネス・ヴォルトン Kenneth Walton スコッツマン紙 The Scotsman |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
