May 23, 2007
| ベートーヴェン・チクルス継続中のアンドラーシュ・シフに、イタリア音楽批評家協会から「フランコ・アッビアーティ賞」（独奏者部門）授与。／ジャンルイジ・トロヴェージの新作《ヴァギッシモ・リトラット》（ECM
1983）がドイツ批評家賞受賞。 András Schiff receives the Italian "Franco Abbiati Music Critics' Prize" for his Beethoven cycle and Gianluigi Trovesi's "Vaghissimo Ritratto" is awarded the quarterly "Prize of the German Record Critics" |
2007年5月9日（イタリア、ミラノ発）
イタリア音楽批評家協会
The National Association of Italian
Music Critics が選定する2006年度の「フランコ・アッビアーティ音楽批評家賞
Franco Abbiati Musical Critics' Prize」の独奏者部門が、ピアニストのアンドラーシュ・シフ
András Schiff に贈られました。本年で26回目を迎える同賞の授与に際し、審査委員会はシフを選んだ理由を以下のように述べています。
| 「様式面での一貫性、音楽的な持続性、解釈上のファンタジー、これらすべてが統合されたかたちでベートーヴェンのソナタ集が具体的に演奏・提示されており、またその際に作品を構成する文体の面で遂行されている内的強度に光を当てるべく作曲年代順に演奏・収録していく試みを行なっている点も注目に値する。」 |
アンドラーシュ・シフは以前からイタリア国内の諸都市でベートーヴェンのソナタをプログラムの中心に据えたリサイタルを何度も行なっており、聴衆と批評家の双方から多大な賞賛を獲得しています。現在ECMがドキュメントの記録を継続しているチューリッヒでのライヴ録音は、いよいよ最後の段階が近づいてきています。ちょうど現在、シフは、欧州の大都市を巡るツアーでベートーヴェンを弾いています。
2007年5月15日（ドイツ、ベルリン発）
ジャンルイジ・トロヴェージ
Gianluigi Trovesi、ウンベルト・ペトリン
Umberto Petrin（p）、フルヴィオ・マラス Fulvio Maras（perc）によるトリオの新作《ヴァギッシモ・リトラット（いと美しき肖像画）Vaghissimo ritratto》（ECM 1983）が、ドイツ批評家協会
German Record Critics 選定の年間第２四半期のドイツ批評家賞
Preis der deutschen
Schallplattenkritik を受賞致しました。「過去四ヶ月を通じて最も芸術的に目覚ましい成果を達成したアルバムのひとつ」として、最優秀アルバムのリストに名を連ねる栄誉に浴しました。
(c) ECM Records, Munich. Used by
permission.
