| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
October 5, 2012 |
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アンドラーシュ・シフ
András Schiff の最新録音盤、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
Johann Sebastian Bach 《平均律クラヴィーア曲集
Das Wohltemperierte Clavier》（ECM New Series 2270/73）を賞讃する記事。 |
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シフがバッハのこの鍵盤曲集を初めてレコーディングしたのは今から30年前のことになるが［訳註：第１巻が1984年録音、第２巻が1985年、いずれもデッカ・レーベルからリリースされた］、今ここに新たな活力と智慧とそしてバッハの権威者としての名声を手にして、ついに再録音が果たされた。（中略） このたびの新しい録音は極めて大きな達成を示しており、聴き手はシフの功績に報いるためにもバッハの音楽形式における至高の熟達について辛抱強く学び研究してみるだけの価値は十分にあると思われる。 アンドルー・クラーク Andrew Clark フィナンシャル・タイムズ Financial Times |
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キム・カシュカシャン
Kim Kashkashian がジェルジ・クルターグ
György Kurtág とジェルジ・リゲティ
György Ligeti のヴィオラ独奏作品を演奏した新作アルバム《クルターグとリゲティ；ヴィオラのための音楽
Kurtág / Ligeti, Music for
Viola》（ECM New Series 2240）について、英国オブザーバー紙に批評が掲載されました。 |
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ほんのいくつかの切れ端、断片、身振り、アフォリズム……、クルターグの作品「サイン、ゲーム、メッセージ
Signs, Games and Messages」を構成する19曲の小品の成り立ちについて、個々に詳しく説明して見せることはほとんど不可能だ。（中略） 本盤で特筆すべきはアルメニア系アメリカ人ヴィオラ奏者キム・カシュカシャン自身の手で完璧なまでに企画・構成されている点にあり、カシュカシャンはクルターグの作品集の後に６楽章から成るリゲティの「無伴奏ヴィオラ・ソナタ」を配している。リゲティの作品は捕らえ所がなく、また強いオリジナリティを有しているという点ではクルターグ作品と等質だと言えるが、より堅固で硬質な印象を与える。 ニコラス・ケニヨン Nicholas Kenyon 英国オブザーバー紙 The Observer |
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ニューヨーク・タイムズ
New York Times に掲載された、リサ・スミルノワ
Lisa Smirnova の録音盤、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
Georg Friedrich Handel 作曲《8つの組曲 Eight
Great Suites》（ECM New
Series 2213/14）についての批評より。 |
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スミルノワは自分自身の情熱を喜びをもって作品内に伝えることで、モダン・ピアノによる演奏としては、じつに活気に満ちた音楽を実現させている。ヘンデルの伝記を書いたチャールズ・バーニー
Charles Burney は、この組曲を「ドイツの深遠で学術的な芸術とイタリアの優美なる気品と陽気さ」を結合したものだと評している。ここで述べられた要素はすべてスミルノワの想像力に富んだて解釈で鮮やかに描き出されており、彼女の優れた技巧と色彩豊かな語り口、しなやかなタッチによって、見事に音楽として具体化されている。（中略） たしかにヘンデルの鍵盤作品はバッハの深遠さには達していないかもしれない。だがヘンデルの作品には、このアルバムのいくつかの楽章におけるスミルノワの演奏で確認できるように、優雅、機知、憂鬱が次々と交替して現出してくる感情面での深みが存在しているのである。 ヴィヴィアン・シュヴァイツァー Vivien Schweitzer ニューヨーク・タイムズ紙 The New York Times |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
