| ECM review | Album cover reproduced by courtesy
of ECM Records, Munich |
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| Wayne Shorter 以後
Miles Davis が迎えたサックス奏者は
Steve Grossman にせよ Sonny Fortune にせよ、そしてこの
Dave Liebman にせよ結局は
Coltrane を追って遠く及ばず、といったところだが、そんな彼らにも確かに何かを期待させた時期があった。Liebman ではこの作品や次の Drum Ode、ＰＭ盤 Open Sky あたりがそれにあたり、僕もよく聴いたものだ。ピカソに捧げられたＡ-１など今聴いても音楽的に非常によく練られていると感じさせられる。またＢ面では
Jeff Williams のドラム・ソロから始まる
part の怒濤のようなサックス・ソロの素晴らしさ。人間が伸びていく時期の圧倒的な生命力の素晴らしさだ。しかし、最近のマイナー・レーベル中心に出る
Liebman のレコードや生演奏では技術的な充実は感ずるが、この感動はもはやない。技術的な充実が音楽的な充実に必ずしも結びつかないことの好例となっているのは非常に残念である。また、一人の人間がその人生の中で本当に充実できる時期は短いということも示しており、はなはだ教訓的だ。 三武伸一 |
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| パブロズ・ストーリー懐かしいね。この頃のECMはよかったな。Ｂ面は時代を感じさせるけど、オープン・スカイやクエストよりいいグループだったと思う。個人的にはドラム・オードの方がもっと好きです 青山剛明 |
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| これは巷でいうところのフュージョンではない。現在の“クエスト”に繋がる、まぎれもないシリアス・ジャズだ。リーブマンも凄いが、デビューまもないバイラークの先鋭的感覚と充実度には圧倒される。 須永春彦 |
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| ※本稿は、ECM DIVISION（ECMファンクラブ）の会報『every clue message』第２号［1984年5月発行／発行人：多田雅範］に掲載された原稿を復刻したものです。（musicircus） |