新緑の季節に相成りました。

そんなわけで今回は、木の芽時にアプローチ。

※え〜ここから下へスクロールして読み進んで頂く場合の注意事項です。 18歳未満の方は、すみやかに退場するか、保護者の了解を得てからご覧ください。 ご覧頂いた際の「未成年に適当でない」表現等による、苦情その他「アナタ的に不都合な状況」にもアタシはお答えできないっすぅ〜☆）とはいうものの。

読んでみればこのCAUTION！いらないし？って感じかも（笑）

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それはアタシが結婚を控えた何年か前の８月。

結婚式に参加してくれるべく、結婚の証人になってくれるべく遠方はるばる日本から友達が泊まりに来てくれてた時である。

夕食を食べ終わりテレビをつけつつ、そのテレビはそっちのけで、彼女なんて テレビに完全に背を向ける形で3人でおしゃべりをしていた。

アタシとフランソワがソファに座って、客人である彼女がなぜか窓際の床に ペタンと体育座りで。

と。

  「メグ、どぉーーーーーーーーーーーしよーーーーーー」

そうイキナリ叫んだ彼女の目は大通りを挟んだ向かいのアパートの窓に釘付けである。アタシの座ってるところからは壁やらカーテンやら窓枠やらが邪魔して 彼女の瞳に何が映ってるのか伺い知る事は出来ない。

「え？あ〜ナニ〜？足でも攣った〜？ダイジョブ〜？」

「そーじゃなくてそーじゃなくて、

どぉーーーーーーーーーーーしよーーーーーーー！！！！！！

エ〜？！ヤダーーーーーーーン？！！！！」

とっても居心地悪そうに彼女は続ける。目は窓の外、上方に向いたままで。

「だからヤダって何がよぉ〜？？？？？？？」

「前のアパートにぃ〜前のアパートにーーーーーーー」

言いながらすでに泣き出しそうである。

「だからどーしたのよーーーーーーーーーー？？？？？？」

「裸の男の人がいて目が合っちゃったのぉ〜〜〜！！！！！！！目がそらせないよーーー！！！！ヤダー、こっちみてるー！」

彼女は、年齢にしてはオクテナ、セッ○ス、って一言でさえクチにするのを躊躇するようなところがある、言うなれば奥ゆかしい大和撫子である。

勢い乗り出してクダンの窓を自分ちの半分開いてるカーテンの陰から探す。

ワオ。

グリーンのタオルを左肩に掛けて仁王立ち。

思いっきりのいい気持ちいいほどのスッポンポン。

年の頃20代後半〜30代前半、身長推定178センチ前後、

ある程度筋肉もついた陽に焼けた

全裸の男の身体が栗色短髪の頭が視線が

アタシ達を見下ろしている（笑）

当然、その部屋には電気が灯っているので彼の部屋の中にある本棚に並んでる本まで丸見え状態。目をコラセバ本のタイトルまで分かりそうな見えっぷりである。

本人鏡の前にいるらしく、アタシ達に見えるのは彼の体の横側。

つうか斜め向き？

でも視線は完全にこちらを意識して

かなり不自然な横目ヅカイである。

どぉーーーーーーしよぉーーーー！！！！！

彼のサディスティックな視線に飲み込まれるように、食い入るように まるで

呪縛にかかったかのように微動だも出来ない彼女。

騒いでる女二人に、フランソワ一言。

「あ〜見てもらいたいんだから見てやろーぜ〜（笑）♪♪♪」

ウチのカーテン全開にして半分開け放った窓の前に立つ。

あちらの窓では、彼の彼女だか妻だかが後方にチラっと登場。

呼ばれたのか、はたまた

「男に見せる気はね〜んだよ」

そう思ったのか彼は違う部屋へ移動してしまった。

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それから季節は何事もなく移り変わり一昨日のことである。

時刻は、お昼前11時36分。曇り空。ちょっと陽が差し込んできたかくらい。

我が家は少し前から同居人にアタシのある意味弟のダニエル（彼が11歳の小僧、アタシが21歳の頃からの付き合いだから、そうとしか言いようがない→去年から晴れてスッチャート、25歳、190cm）が加わりテンポラリーな3人暮らしである。

例によってアタシはPC前を陣取りメール書きつつ、ネットしつつ男二人はソファに座って、横一直線並びで、またしてもラジオつけっ放しでしゃべくっていた。

ふと窓を開けに立ったダニエルが

「ワーーーーーォーーーーン！！！！！」

雄叫びをあげた。

ナニ？　

そう窓に目を向けたフランソワも1秒後にはカブリツキである。

すっげ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝！！！！！

すっげーよ、すっげーよ、マジすっげー！！！！

おまいら「すっげー」しか言葉を知らんのかい？

いつからそんなアホになったっと〜？

男二人の余りの理性をカナグリ捨てた騒ぎようにアタシも振り返って、 そんでも分からないのでダニエルとフランソワの間に立ってみて

！！！！！！！！（口は開けたまま）

25歳くらい？

ブルネット。

痩せ型。

身長160cmに欠けるかくらい。

凹凸のある白い身体。

右肩にはピ・ン・クのタオル。

そしてまたしてもスーッッポンッポンッ。

窓際ギリギリくらいに近づいてなおかつ突き出すようにオシリをこちらに向けて 両手でマッサージしてる？！

彼女の部屋にも壁面に鏡があるらしく、横向きで、そうかと思うと窓にご親切にも 身体の正面をぐいぐい押し付けるように動きながら胸まで両手で 揉みしだくように上へ下へと優しくマッサージして・・・・る！？？？？？？？

その上、椅子かなんかに片足を乗せて、かなり微妙な角度で 何かを（＞どこに？）塗りこんで！？？？？？？？？

それでも足りず身体をネジリツツ背中を腰をクネクネさせてみたりも しちゃって・・・る？！！！！

（おね〜さん、サービス良すぎだから。いやマジで）

昼間とはいえ部屋の中は薄暗いとはいえアタシ達の6階の窓から、向かいの3階の 3分の1閉まってるだけのエロティックなボルドー色のカーテンの部屋は、

窓際に彼女が立てば、いや立たなくとも

彼女の肌の質まで、かなり　　

クッキリハッキリ・コダックな眺めである。

男二人は慌てて、アタシが我が家にそれがあるって存在すら忘れていた

埃をかぶった双眼鏡まで持ち出す始末。

（つーかそれ野鳥観察用とかキャンプ用とか言ってたよね？）

双眼鏡奪い合いながらヒイヒイ、ハァハァ、ガォガォ、床転がりまわって

完全アニマル と成り果てた男二人。

もうどっちが悪くてどっちが正しいとかどっちが犯罪でこっちが被害者とかそんな素朴な疑問もすっとぶほど我が家の体感温度はイッキにあがりアチラの

窓モワゼルＸの危険なまでのワンマンショーはそれからさらに15分かそこらは続いた、と思う。

「あ〜あ。パンツはいちゃったよ。もう一回やってくんね〜かな〜」

そんな一種哀愁漂うダニエルの一言でショーの幕は閉じられた。

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・・・そして今日。

時刻は午後８時過ぎ。

仕事から帰ってきたダニエルの例の雄叫びでまた別のショーが幕を開けた。

同じ階の隣に住む　窓モワゼルＸの友人だか妹だかが、 あのボルドー色のカーテンの横の部屋で、もう繰り返すのも誰にとは言わず 逆に申し訳なくなるが

スーーーーーーーーーーーーーーッポッポン

でベッドに横たわり、 開脚して

（まーぶっちゃけ♪ムゥスンデ〜ヒィライテェ〜♪♪って感じで）電話をしていた。

どんな電話だったのかはご想像にお任せしたい。

つーか聞かれてもアタシも正確には知らないけど。

どこが見えてどこがどう見えなかったのかも、出来ればご想像にお任せしたい。

我が家の男二人の盛り上がりようは、ここで実況中継すると、

自分的にはかなり面白いとはいえ余りにも犯罪の匂いを漂わせる コード・ギリギリ？とも思える小技満載だったりするので彼らの人権のためにも 省略させて頂きたい。

てか実は

ナチュラリストの集うアパルトマンなんだろか、

あそこ？

最近カーテンの開け閉めの度に、つい無意識にボルドー色のカーテンの陰の人影を 探してしまう自分に木の芽時の危険を感じるアタシである。

※ナチュラリスト⇔自然派、自然主義、自然愛好家＞仏・（俗）（口）語

＞広義にて「裸族」→ＮＵでいることに至福を見出し自然の中でもそれを楽しむ方々

 
2004年4月30日金曜日　A Paris, Vendredi, 30 Avril, 2004