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 ECM NEWSECM情報

Album cover reproduced by courtesy of ECM Records, Munich
●ジャケット写真はECM Recordsの許諾のもと、掲載しております。(musicircus


April 13, 2006

来た、見た、勝った

They came, they saw, they conquered

 
   アヌアル・ブラヒム Anouar Brahem 〔《サハールの旅 Le Voyage de Sahar》(ECM 1915)〕とロルフ・リスレヴァン[リスレヴァント] Rolf Lislevand 〔《ヌオーヴェ・ムジケ(新しい音楽) Nuove musiche》(ECM New Series 1922)〕の2枚の新作アルバムのリリースを機に、先日ECMがミュンヘンで開催した合同コンサートは、途轍もない大成功の裡に幕を閉じました。

 
   まず第一部にブラヒムのトリオが登場し、「場所と時間の独特な雰囲気へとぐんぐん引き込む喚起力にあふれた音楽」(Jazzwise誌)で、聴衆を釘付けにしました。
 続いて第二部のリスレヴァント率いる七人のアンサンブルは、リーダーのリスレヴァン[リスレヴァント]が奏でる、眩惑的なアーチリュートやテオルボ、バロック・ギターの響きはもとより、ビヨルン・シェルミール Bjørn Kjellemyr のジャズ・ベース、アリアンナ・サヴァール Arianna Savall による清純な美しさに輝く歌とハープの演奏も織りまぜつつ、そこにさらにアイリッシュ音楽やフラメンコ、その他さまざまな音楽との照応関係を見出そうとする新しい形式を解き放ち、私たちの目の前にアーリー・ミュージック(古楽)の響きを再生しました。
 2つのバンドは幾度となくアンコールに応えて演奏し、その場にいたすべての観客にとって至福の時が過ぎていきました。

 
   ミュンヘンのプレンツレゲンテンテアター Prinzregententheater で開催されたブラヒムとリスレヴァントの公演を見逃した方々には、幸いにも彼らの演奏をコンサートで聴く機会がまだ残されています。今後の公演予定を以下にお知らせします。

 
ロルフ・リスレヴァン[リスレヴァント]・アンサンブル
Rolf Lislevand Ensemble

April 27 オーストリア Austria
 ゲツィス Götzis、アムバッハ文化劇場 Kulturbühne Ambach

April 29 スイス Switzerland
 シュタンス Stans、シュタンス音楽祭 Stanser Musiktage

May 08 ドイツ Germany
 ベルリン Berlin、イエロー・ラウンジ Yellow Lounge

 
アヌアル・ブラヒム・トリオ
Anouar Brahem Trio

May 05 トルコ Turkey
 イスタンブール Istanbul、 ゲマル・レシット・レイ劇場 Gemal Resit Rey

July 07 フランス France
 ボルドー Bordeaux、オート・デ・ガロンヌ・フェスティヴァル Festival des Haut de Garonne

July 23 ギリシャ Greece
 ハルキディキ Chalkidiki、サニ・フェスティヴァル Sani Festival

Aug 01 フランス France
 リヨン Lyon、フルヴィエールの夜 Les Nuits de Fourvière

 
 


(c) ECM Records, Munich. Used by permission.


 
  ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。musicircus  

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