August 23, 2006
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| ジャレットの新譜まもなくリリース New
Jarrett album due
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キース・ジャレット
Keith Jarrett の新譜《カーネギー・ホール・コンサート
The Carnegie Hall Concert》（ECM 1989/90）が愈々リリースされます。本作は十年という長い歳月を隔て、久々にアメリカ国内で開催されたソロ・コンサートの模様を記録した二枚組です。カーネギー・ホールという由緒あるホールを意識した高尚な内容となっています。
この日ステージで奏でられた音楽は、ジャレットが何年にも亙って踏査してきた種々の演奏スタイルを効果的に要約したものだと言えます。
ジャレットの代名詞ともなっている瞬間的な作曲による即興演奏が多様な気質を纏った曲を組み合わせるかたちで２セット演奏された後、引き続き聴衆からの燃えるような喝采に応えたアンコールとして、あの「マイ・ソング」、ブギ・ウギ・ブルース、スタンダード作品「タイム・オン・マイ・ハンズ」を含む５曲が演奏されました。
この日の演奏に対し、批評家とリスナーは一致して賞賛の意を表わしています。
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これは最も瞑想的な音楽でありながら、最強の衝撃を孕んでいる。
ジャズ・タイムズ Jazz Times
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ジャレット氏が即興的に奏でる音楽は大抵の場合は短い小品であるが、どれも外見的にはつねに作曲された作品のような形態や形式へと行き着く。だがそれは同時代に生み出されているどのような歌よりも忘れ難い多くの部分をもっている。
ウォール・ストリート・ジャーナル The Wall Street Journal
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欧州での発売日は9月21日です。［日本盤発売は9月20日］
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また、９月はドミトリー・ショスタコーヴィチ
Dmitri Shostakovich の生誕100年を記念する月でもあります。そこでECMでは、かつてジャレットが演奏したこの偉大なロシア出身の作曲家の作品「24のプレリュードとフーガ
作品87 24
Preludes and Fugues op. 87」の輝かしい録音の成果を新しいボックス・パッケージによる再発でお届けしたいと思います。
Dmitri Shostakovich
24 Preludes and Fugues op. 87
Keith Jarrett
ECM New Series 1469/70
Repackaged in a cap box on the occasion of Shostakovich's
100th birthday on September 25, 2006.
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1991年に録音されたこの２枚組のアルバムは、ジャレットがこれまで行なってきた「クラシック」作品の演奏解釈のなかでも最も意義深いものとして評価されています。キース・ジャレットは1985年から、自らのリサイタルの中でショスタコーヴィチの作品を取り上げていましたが、ECM New Seriesへの録音は、絶賛を博したバッハの「平均律クラヴィーア曲集」第１巻と第２巻の録音に続くものとして、満を持して行なわれました。
発売当時から批評家の反応は極めてポジティヴなものばかりでした。ニューヨーク・タイムズに以下のような批評が出たほどです。
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このレコーディングによってジャレット氏は、クラシック音楽の領域における卓越した演奏者としての明確な権利を主張している。ジャレット氏はジャズの世界で長く自らの存在を確立してきたが、今や第一級のクラシック・ピアニストと称されるに足る存在となったのである。
ニューヨーク・タイムズ The
New York Times
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(c) ECM Records, Munich. Used by
permission.
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※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records
の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
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