Dec 13, 2005
| 「クリスマス・リスト」
パート２ CHRISTMAS LISTS, PART 2 |
最初にゴール・ネットを揺らしたのは、エンリコ・ラヴァ Enrico Rava の《タチ Tati》（ECM 1921）です。本作は、ポール・モーシャン［モーション／モチアン］ Paul Motian とステーファノ・ボッラーニ Stefano Bollani をフィーチャーした作品です。「ジャズ・マガジン誌 Jazz Magazine」では、「年間で最も感動的な一枚 Disque d'émoi de l'année」に選ばれ、「ジャズマン誌 Jazzman」では「ショ・ジャズマン賞（年間最優秀アルバム） Choc Jazzman」を受賞、さらにアカデミー・デュ・ジャズ［註：1955年に設立され、ジャズの優秀作品やアーティストなどを毎年顕彰している団体で、これらの賞はフランスのジャズ界で最も権威あるものとされている］ Académie du Jazz の年間優秀アルバムおよびグランプリ Meilleur disque de l'année / Grand prix を獲得しました。
つぎに、同じくフランスの「ジャズマン誌 Jazzman」が「2005年度で最も衝撃を与えた作品 Choc de l'année 2005」として選んだのは、キース・ジャレット Keith Jarrett 《レイディアンス〜ソロ 大阪‐東京 Radiance》（ECM 1960/61）です。
さらに同誌では、マヌ・カチェ Manu Katché 《ネイバーフッド Neighbourhood》（ECM 1896）が、「一年で最も感動を与えたアルバム Disque d'émoi de l'année」に選ばれました。
［注＝本作は2005年度ドイツ批評家賞「年間最優秀アルバム賞 Jahrespreis」にも選ばれています。］
エンリコ・ラヴァ
Enrico Rava
《タチ Tati》（ECM 1921）
バリー・ガイ Barry Guy
《フォリオ Folio》（ECM New Series 1931）
チカーダ弦楽四重奏団 Cikada
String Quartet
カイヤ・サーリアホ Kaija
Saariaho、ジョン・ケージ John Cage、ブルーノ・マデルナ
Bruno Maderna 作品集《In due tempi》（ECM
New Series 1799）
ギドン・クレーメル Gidon
Kremer、クレメラータ・バルティカ Kremerata Baltica、ブリッジ・アンサンブル
Bridge Ensemble
ギヤ・カンチェーリ Giya
Kancheli 《イン・リステッソ・テンポ In L'istesso Tempo》（ECM New Series 1767）
ロザムンデ弦楽四重奏団 Rosamunde
Quartet
ティグラン・マンスリアン Tigran Mansurian 《弦楽四重奏曲集
String Quartets》（ECM New Series 1905）
アンドラーシュ・シフ
András Schiff
《ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ全集/第１巻 Beethoven
Piano Sonatas Vol. I》（ECM
New Series 1940/41）
マヌ・カチェ Manu Katché
《ネイバーフッド Neighbourhood》（ECM 1896）
トリオ・ミディーヴァル［トリオ・メディイーヴァル］
Trio Mediaeval
《ステラ・マリス（海の星） Stella Maris》（ECM
New Series 1929）
サヴィナ・ヤナトゥー Savina
Yannatou
《スミグリア Sumiglia》（ECM 1903）
トーマス・ツェートマイアー Thomas Zehetmair
《イザイ：ヴァイオリン・ソナタ集 Ysaÿe sonatas》（ECM New Series 1835）
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