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　ECM NEWS／ECM情報

Album cover reproduced by courtesy of ECM Records, Munich
●ジャケット写真はECM Recordsの許諾のもと、掲載しております。（musicircus）


Dec 5, 2005
クルターグ、2006年度グロマイヤー作曲賞を受賞

Kurtág Wins Grawemeyer Music Prize
　
　 　ジェルジ・クルターグ György Kurtág がヴァイオリンの菊地裕美 Hiromi Kikuchi とヴィオラの波木井 賢 Ken Hakii ──この二人の演奏家は以前ECMが制作したクルターグのアルバム《サイン、ゲーム、メッセージ Signs, Games and Messages》（ECM New Series 1730）の録音にも参加していました──のために作曲した新作協奏曲、ヴァイオリン、ヴィオラとオーケストラのための26分の作品「コンチェルタンテ 作品42　Concertante op. 42」が、2006年度のルーイヴィル大学グロマイヤー作曲賞 2006 University of Louisville Grawemeyer Award を受賞しました。
　ケンタッキー州ルーイヴィルにあるグロマイヤー財団 Grawemeyer Foundation では、毎年、賞金総額100万ドルの「グロマイヤー賞」を選定しています──同賞の内訳は、作曲部門、教育部門、現在の世界体制を改善するためのアイディア、宗教部門、心理学部門、以上５部門に分かれていて、受賞者にはそれぞれ賞金20万USドルが授与されます。
　「グロマイヤー作曲賞」の過去の受賞者には、ピエール・ブーレーズ Pierre Boulez、ジェルジ・リゲティ György Lygeti、タン・ドゥン Tan Dun、カイヤ・サーリアホ Kayhas Saariaho、クシシュトフ・ペンデレツキ Krzysztof Penderecki、武満徹 Toru Takemitsu などがいます。■

 　
　 参考リンク

クルターグと菊地裕美（ヴァイオリン）さん＆波木井賢（ヴィオラ）さん ■

降矢美彌子研究室 トップページ ■
※上記のリンク記事の他、クルターグ夫妻との交流や、クルターグ作品の演奏について綴られた文章と写真が掲載されています。

 　
　 　クルターグ作品のECM New Seriesの次のリリースは、ユリアーネ・バンゼ Juliane Banse とアンドラーシュ・ケラー András Keller の演奏による「カフカ断章 Kafka Fragmente」です。発売予定は来年です。

 　
　


(c) ECM Records, Munich. Used by permission.


 　
　 ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） 　

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