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| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
December 2, 2011 |
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| ニューヨーク・タイムズ New York Times が、今年のクラシック・アルバム優秀盤 Classical Albums of the Year を発表しました（◆）。 |
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この《交響曲第6番（ストレイタ［層］ Strata）》（ECM
New Series 2040）で、エストニア出身の作曲家エルッキ=スヴェン・トゥール Erkki-Sven Tüür は、万華鏡のような響きの風景を描き出している。魅惑的な音型の繰り返しの中を、揺らめきながら微光を発する音色が波のように寄せては返す。アヌ・タリ Anu Tali 指揮、ノルディック交響楽団 Nordic Symphony Orchestra の演奏は、それを鮮やかな輝きで彩色している。このアルバムには、トゥール氏の官能的なもうひとつの作品《ノエシス Noēsis》も収録されていて、そこではクラリネット奏者（作曲家でもある）イェルク・ヴィトマン［イェルク・ヴィットマン］ Jörg Widmann が主役を演じている。妹のヴァイオリニスト、カロリン・ヴィトマン［カロリン・ヴィットマン］ Carolin Widmann も非常に優れたソリストとして要注目の存在である。 ヴィヴィアン・シュヴァイツァー Vivien Schweitzer |
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《わがうちに憂いは満ちぬ Ich hatte viel Bekümmernis》というのはバッハのカンタータのタイトルだが、本アルバム（ECM New Series 2229）には、このカンタータの中にあるシンフォニア sinfonia が収録されている。この曲は、ハインツ・ホリガー Heinz Holliger 自身が、昨年に相次いで亡くなった兄弟と友人への追憶として彼らの魂に献げて演奏したものだという。このアルバムに収録されている音楽の殆どが――アレッサンドロ・マルチェッロ Alessandro Marcello が作曲したオーボエ協奏曲（後年にバッハがハープシコード独奏用の協奏曲に編曲した）とバッハの器楽曲――、じつに生命力に富む響きに満ち溢れている。ヴェテランのホリガー氏 Heinz Holliger とその仲間たちによる、全ての音に快い魅力を備え、勘所を心得た素晴らしい演奏である。 ジェイムズ・R・オストライヒ James R. Oestreich |
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リサ・スミルノワ Lisa Smirnova の演奏による、ヘンデル作曲《8つの組曲（8つのクラヴィーア組曲 第１巻） Die
Acht Grossen Suiten (Eight Suites for Piano) 》（ECM New Series 2213/14）に対する最初の批評が出ました。 |
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| リサ・スミルノワ Lisa Smirnova は、“8つのロンドン組曲”とも称されるこの曲集に優れた感受性と態度で向き合い、そして、この組曲の源泉ともなっている作曲当時の各種の舞踊形式を豊かに反映させた各曲それぞれのジーグ Gigues、アルマンド Allemandes、クーラント Courantes、サラバンド Sarabandes を、繊細な解釈によって見事に弾き分けている。 アンディ・ジル Andy Gill |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
