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　ECM NEWS／ECM情報

Album cover reproduced by courtesy of ECM Records, Munich
●ジャケット写真はECM Recordsの許諾のもと、掲載しております。（musicircus）


February 12, 2008
「ECM FESTIVAL 2008 “パーフェクト・サイレンス”」エストニアで開催

Music from ECM in Estonia
　
　 　エストニア Estonia の首都タリン Tallinn で今週開催される音楽祭「完全なる沈黙（パーフェクト・サイレンス） Perfect Silence」は、「ECMの音楽（Music from ECM）」をメイン・テーマとしています。同音楽祭の芸術監督は作曲家エルッキ=スヴェン・トゥール Erkki-Sven Tüür が務めています。

 　
　 　音楽祭は2月13日、カヌチ・ギルディ・ザール Kanuti Gildi Saal における NYYD アンサンブル NYYD Ensemble の公演で幕を開けます。

　プログラムは主に ECM New Series のカタログに含まれる作品から選んで構成され、ヤン・ディスマス・ゼレンカ Jan Dismas Zelenka (1675-1745) 「トリオ・ソナタ集 Trio Sonatas, violin, oboele and basso continuo」、ベント・セーアンセン Bent Sørensen (b. 1958) 「シャーロットの姫君 "The Lady of Shalott" string quartet」、エリオット・カーター Elliott Carter (b. 1908) 「フルート、オーボエ、チェロ、ハープシコードのためのソナタ Sonata for Flute, Oboe, Cello and Harpsichord」、トーマス・ラルヒャー Thomas Larcher (b. 1963) 「イッシュ "IXXU" string quartet」、ジェルジ・クルターグ György Kurtág (b. 1926) 「小オフィチウム（聖務日課）；アンドレーエ・セルヴァンスキを追悼して 作品28 "Officium breve in memoriam Andreae Szervanszky" op 28 string quartet」、エルッキ=スヴェン・トゥール Erkki-Sven Tüür (b. 1959) 「告白 "Confession" for Violin Solo」といった作品が取り上げられています。

 　
（近く、ECMから NYYD アンサンブル NYYD Ensemble のアルバムをリリースいたします。内容は、エストニア出身の作曲家ヘレナ・トゥルヴェ Helena Tulve の初のECMリリース作品となる作品集《リネン（線：ライン） Lijnen》（ECM New Series 1955）。2008年4月の発売予定です。）

 　
　2月15日は、聖ジョン教会 St John's Church で、フランス出身のピアニスト、フランソワ・クチュリエ François Couturier による、アニヤ・レヒナー Anja Lechner（チェロ）、ジャン=マルク・ラルシェ Jean-Marc Larché（サックス）、ジャン=ルイ・マティニエ Jean-Louis Matinier（アコーディオン）をフィーチャーした、偉大なロシア出身の映画作家に捧げたプロジェクト『ノスタルジア──タルコフスキーへの歌 Nostalghia ── Song for Tarkovsky』が演奏されます。（ECM 1979）

 　

　また16日には、クチュリエとマティニエの二人は、チュニジア Tunisia 出身の世界的なウード oud の巨匠アヌアル・ブラヒム Anouar Brahem のトリオのメンバーとしてステージに上ります。
　アルバム《ル・パ・デュ・シャ・ノワール（黒猫のステップ） Le pas du chat noir》（ECM 1792）と《サハールの旅 Le voyage de Sahar》（ECM 1915）の収録曲に基づくプログラムで、会場は Mustpeade Maja House です。

 　
　17日は、スイス出身の作曲家＝ピアニスト、ニック・ベルチュ Nik Bärtsch と彼のバンド「ローニン（浪人） Ronin」が出演し、音楽祭の幕を閉じます。会場はタリンのロック・カフェ Rock Cafe で、ECMからリリースしたばかりの新作《ホロン Holon》（ECM 2049）を中心としたプログラムです。

 　
　


(c) ECM Records, Munich. Used by permission.


 　
　 ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） 　

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