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　ECM NEWS／ECM情報

Album cover reproduced by courtesy of ECM Records, Munich
●ジャケット写真はECM Recordsの許諾のもと、掲載しております。（musicircus）


February 15, 2008
ダブリンでのアルヴォ・ペルト

Arvo Pärt in Dublin
　
　 　アイルランドの首都ダブリン Dublin は、今週末、アイルランド放送協会（RTÉ）が主催するリヴィング・ミュージック・フェスティヴァル2008 RTÉ Living Music Festival 2008 のために訪れる作曲家アルヴォ・ペルト Arvo Pärt を歓迎する準備を整えています。同音楽祭は作曲者が滞在する2月15日（金）から17日（日）にかけての三日間開催され、その期間中、ペルトの並外れた音楽創作の軌跡に焦点を当て幅広い観点から選ばれた作品が──たとえば「タブラ・ラサ Tabula Rasa」や「ヨハネ受難曲 Passio」といった大規模な作品から、合唱曲、「アリーナのために Für Alina」や「フラトレス Fratres」などの小さな編成の作品まで──区分を設けずに演奏されます。


RTÉ Living Music Festival 2008　■

 　
　 　主な演奏者は、ヒリヤード・アンサンブル The Hilliard Ensemble、トヌ・カリユステ Tõnu Kaljuste、クリストファー・バウワーズ=ブロードベント Christopher Bowers-Broadbent その他です。

 　
　 　また2月13日（金）には、ペルトの無伴奏合唱のための新作「鹿の叫び声 The Deer's Cry」［訳註＝アイルランドの守護聖人パトリックが書いたとされる祈りの言葉の呼称。「聖パトリックの胸当て」とも称される。］が世界初演されます。演奏は、ファーガス・シェイル Fergus Sheil 指揮、ラトヴィア国立合唱団 Latvian State Choir。会場はアイルランドの町ダンドーク Dundalk 及びドロヘダ Drogehda です。

 　
　作曲家アルヴォ・ペルトとECMは、1984年にリリースしたアルバム《タブラ・ラサ Tabula Rasa》（ECM New Series 1275）以来、密接な関係を続けてきております。このアルバムは、ギドン・クレーメル Gidon Kremer、キース・ジャレット Keith Jarrett、デニス・ラッセル・デイヴィス Dennis Russell Davies といった音楽家を含む、非常に優れた演奏を収めており、ECM New Series の嚆矢となった記念すべき作品です。

 　
　作曲者が70回目の誕生日を迎えた2005年9月には、それを記念してECMで11枚目となるアルバム《ラメンテート Lamentate》（ECM New Series 1930）をリリースいたしました。

 　
　 　世界初録音を含むアルヴォ・ペルトの新しいアルバムは、2008年秋にECMからリリースする予定です。

 　
　


(c) ECM Records, Munich. Used by permission.


 　
　 ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） 　

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