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| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
Jan 27, 2006 |
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バリー・ガイ Barry Guy が ECM
New Series からリリースした新譜《フォリオ
Folio》（ECM
New Series 1931）──バリー・ガイ自身のコントラバス、マヤ・ホンバーガー
Maya Homburger とミュリエル・カントレッギ
Muriel Cantoreggi のヴァイオリン、そしてクリストフ・ポッペン指揮ミュンヘン室内オーケストラ（弦楽セクション）による演奏──が音楽批評家たちを恍惚とさせています。とりわけ英国のプレスから熱視線が注がれています。 しかしこれは驚くに値しない当然の結果と言えます。本作は、現代音楽と即興演奏と古楽（アーリー・ミュージック）の三者が溶け合ったじつにユニークな作品なのですから。 弦楽器奏者のための専門誌「ストラッド Strad」で、ジュリアン・ハイロック Julian Haylock はこのアルバムを次のように評しています。 |
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| 弦楽合奏という形態の音楽が私をこれほど打ちのめしたことは、かつてペンデレツキが全盛を誇っていた時代の作品以来、久しく絶えて無かったことだ。ここに聴くことができるのは、独創的で耳がぞくぞくするような弦楽器ならではのテクスチャーを操る技法と、弦楽合奏特有の推進力と表現的な熱情に貫かれた音色──それらは「浄められた夜」［シェーンベルク］や「メタモルフォーゼン（変容）」［リヒャルト・シュトラウス］といった作品に代表される特徴だが──とを、有無を言わさぬ勢いで、驚くようなやり方で融合させた音楽である……。何かカリスマ的な力によって実現されたとしか言いようのない、これぞヴィルトゥオーゾという名に相応しい圧倒的なパフォーマンスを聴いていると、ときどき、まるで全ての演奏者が感極まって文字通り爆発するのではないかとすら思われてくる。 ジュリアン・ハイロック Julian Haylock ストラッド誌 Strad |
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| 本作がもたらすこうした感情面に訴える反応は他の多くの新聞や音楽専門誌の批評にも共通して見られる特徴です。 《フォリオ》は、ドイツの週刊新聞「ツァイト Die Zeit」の2005年度の推薦盤にも選ばれました。また、フランスの「ジャズマン Jazzman」誌では2006年1月度の注目盤（"Choc"）となっています。ＢＢＣのラジオ３でも「今週のディスク」として取り上げられました。 |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
