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| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
July 5, 2004 |
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| 思い起こせば1969年にECMを設立することができたのはミュンヘンの実業家カール・エッガー氏
Karl Egger による経済的支援のお蔭でした。エッガー氏はECMの最初期の時代に、録音のための資金的な枠組みを整えてくれたのです［訳註：カール・エッガーはアイヒャーのECMの立ち上げに際して1万6千マルクを出資した］。さらにECMの最初のオフィスはミュンヘン市グライヒマン通り10番地 Gleichmannstrasse
10 にあったカール・エッガー氏が経営する電気商店「Elektro-Egger HiFi store」の店舗隣のオフィス内に設けられました。この事務所がECMのLP時代に当たります。ECMにとっては思い出の詰まった歴史的な場所です［*］。このエッガー氏の店舗事務所内には
Jazz by Post いうレコードの郵送販売部門もありました。Jazz by Post を担当していた社員は仕事を通じてレコード業界に関する知見を自然と身に付けることができ、やがて彼らはECMのスタッフとして貢献することになります。したがって
Jazz by Post は職業訓練の場として機能したという側面もありました。この部門で録音制作を行っていた「JAPO」というレーベル名は、Jazz by Post というセクション名を元に命名されたものです。 *訳註：当時この事務所を何度か訪れた稲岡邦彌氏によれば、「電気屋のエッガーの隣にあった、２階建ての民家のような小さな建物でしたね。１階の隅にJAPOもありましたね。段ボールに入ったレコードが積んであった」（■） |
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| ECMの設立後も、カール・エッガー氏はつねに私たちのパートナーであり続け、ECMレーベルの海外販売と配給を行なう輸出部門「ECM Export」にも出資をしてくれました。 |
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| 1980年に、カール・エッガー氏は生態環境に厳しく配慮した食料品という全く異なる分野に興味を抱き、事業の手を広げました。（しかしそれは有機的な音楽から有機的な食品へという、きわめて論理的な跳躍でもありました。）
それ以来、カール・エッガー氏は、イタリアのトスカーナ地方南部の850エーカーという広大な土地でラセルバ［ラ・セルヴァ］農場
LaSelva farm を経営しています。 |
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| ラセルバ［ラ・セルヴァ］
LaSelva のすべての製品は（ワイン、グラッパ［葡萄による醸造酒］からパスタ、野菜で作ったスプレッド、各種ソースにいたるまで）、現地の農場で生産と加工処理が行なわれており、オンライン・ショップを通じて入手できます。詳しくは、以下のラセルバのウェブサイトをご覧ください。 https://www.laselva.bio/ |
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| 参考：「ラセルバ［ラ・セルヴァ］」の製品を取り扱っている日本語ウェブサイト http://www.nakato.jp/products/brands/laselva.html https://www.v-yamazaki.co.jp/shop/c/c010205/ |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
