homeへ戻る
ECM NEWS のtopへ戻る
2005年度分のニュース のtopへ戻る
| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
March 14, 2005 |
|
||
|
極めて高い評価で迎えられたトーマス・ツェートマイアー
Thomas Zehetmair の２つの最新録音盤──ウジェーヌ・イザイ
Eugène-Auguste Ysaÿe の６曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタを収録した《イザイ：ヴァイオリン・ソナタ集
The Solo sonatas for Violin by Eugène
Ysaÿe》（ECM New Series
1835）と、ハインツ・ホリガー Heinz Holliger が作曲した「ヴァイリオン協奏曲〈ルイ・ステーを讃えて〉
Violinkonzert 'Hommage À Louis
Soutter'」を作曲者自身の指揮とツェートマイアーの独奏で収録したアルバム（ECM New Series 1890）──、いずれも昨年度（2004年）にECMからリリースされたものですが、このたびこの２作品が揃ってベルギーで最も権威あるセシリア賞
Prix Caecilia に選ばれました。またツェートマイアーはイザイの作品集の録音に対して、セシリア賞でベルギーの音楽の最も優れた解釈に与えられる
Snepvangers 賞も同時に受賞しました。 ツェートマイアーは昨年度もECMからリリースしたアルバム《シューマン：弦楽四重奏曲集 Schumann’s 1st and 3rd String Quartets》（ECM NEW SERIES 1793）でセシリア賞を受賞していますが、同賞を二年連続で受賞した演奏家は他に数えるほどしかいません。 |
||
| 1974年に創設されたセシリア賞は、音楽のカテゴリーに拘らずに毎年一年間に発表された最も優れた録音を10作品選出して顕彰するものです。審査員はベルギー人、フラマン人、フランス語を公用語とする地域社会から選ばれたそれぞれ同じ人数の音楽批評家達で構成されています。 |
|||
| トーマス・ツェートマイアーは受賞の喜びを次のように語っています。──「（ホリガーの協奏曲は）刺激的な受賞作品です。この曲は、最上に洗練された響きによって聴き手の耳を呼び覚まします。」 そしてウジェーヌ・イザイのソナタ集については、「これらの作品は他のどこにもない真にオリジナルな感覚に溢れていて、修行途上のヴァイオリニストにとっては『旧約聖書』と言われており、バッハとパガニーニと並び称される途方もない卒業作品でもあります。イザイは、ヴァイオリンの独奏者だけでなく、指揮もしていましたし、また自分が作った弦楽四重奏団のリーダーとしても活躍した大変才能に富んだ音楽家だったので、私にとってはつねに自分自身の音楽活動の模範となる存在なのです。」 |
|||
|
|||
| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
