March 16, 2005
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| レオニダス・カヴァコス：称賛、ツアー、TV放送 Leonidas
Kavakos: Praise, Tours, TV
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レオニダス・カヴァコス
Leonidas Kavakos がECMで録音した２作目のアルバム《ストラヴィンスキー／バッハ
STRAVINSKY / BACH》（ECM New Series 1855）が世界各地のプレスで賞賛を集めています。バッハ
Bach の無伴奏ヴァイオリン作品とストラヴィンスキー
Stravinsky の「デュオ・コンチェルタンテ（協奏的二重奏曲）
Duo Concertant」、「イタリア組曲
Suite italienne」を収録した内容を紹介しつつ、ニューヨーク・タイムズ
New York Times のジェイムズ・R・オストライヒ James R. Oestreich は、「本作での世代を超えた二人の作曲家同士の対話、これを聴き逃すなど以ての外だ。」と記しています。このアメリカの音楽批評家はカヴァコスについて、「演奏の隅々にまで彼自身の音楽的要素が徹底して宿っている。ストラヴィンスキーとバッハの間にどれほど多くの共通の話題が潜んでいるか、彼の演奏はそれを白日の下に晒して見せてくれる。」と評しています。
一方、英国のタイムズ紙 London
Times
では、「驚嘆すべき演奏である」と述べ、「デュオ・コンチェルタンテ
Duo Concertant」におけるカヴァコスとピアノ伴奏のペーテル・ナジ
Péter Nagy の「完璧なコントロール」を称賛しています。
ドイツでは、週刊新聞 「ツァイト」 Die Zeit が、このギリシア出身のヴァイオリニストとハンガリー出身のピアニストによるデュオについて、「明晰かつ演奏様式上の確信に満ち、豊かな発想に富む」と評する他、クラシック専門月刊誌フォノ・フォルム
Fono Forum は、「音楽的な統御」と「音色の美しさ」を指摘しています。
【収録作品】
ストラヴィンスキー：協奏的二重奏曲
Igor Stravinsky: Duo concertant (1932)
for violin and piano
J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第1番 ロ短調 BWV1002
Johann Sebastian Bach: Partita No. 1
in B minor for violin solo, BWV 1002
ストラヴィンスキー：イタリア組曲
Igor Stravinsky: Suite Italienne
(1933) for violin and piano
J.S.バッハ：無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ
第1番 ト短調 BWV1001
Johann Sebastian Bach: Sonata No. 1 in
G minor for violin solo, BWV 1001
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カヴァコス自らが主宰する一週間に亙って開催されるメガロン・アテネ・コンサートホールでの室内楽フェスティヴァル
Megaron Festival in Athens が終わると、４月にはロシア出身のワレリー･ゲルギエフ
Valery Gergiev 指揮ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
Rotterdam Philharmonic Orchestra との米国の主要都市を巡るツアーが開始されます。また、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Berlin Philharmonic Orchestra が毎年同楽団の創立記念日の５月１日に合わせて欧州各地のホールや歴史的な建造物を会場として行なっている「ヨーロッパ・コンサート
Europa Konzert」が、今年（2005年）はハンガリーのプダペスト
Budapest のハンガリー国立歌劇場で開催されますが、カヴァコスがそこに独奏者として招かれています。ベルリン・フィルはカヴァコスが2003年に初めてソリストとして登場して大喝采で迎えられたオーケストラで、今回は二回目の共演となります。このコンサートの模様は世界中にテレビ放送される予定で、指揮はサー・サイモン・ラトル
Sir Simon Rattle です。カヴァコスはベラ・バルトーク
Béla Bartók の「ヴァイオリン協奏曲
第2番」を演奏します。
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(c) ECM Records, Munich. Used by
permission.
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※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
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