March 1, 2004
| ヤコブ・ヤングを紹介します Introducing Jacob Young |
(c) ECM Records, Munich. Used by
permission.
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| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
March 1, 2004 |
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何十年以上にも亙ってECMが常に立ち返ってきたノルウェーの音楽シーンを見渡すと、その地はまるで無尽蔵の才能の宝庫とも映りますが、今回みなさまにご紹介したいのは、初めて国際的な舞台に登場することになる注目すべき天賦の才を備えたひとりの音楽家です。新作アルバム《イヴニング・フォールズ
Evening Falls》（ECM 1876）は、ギタリスト、バンドリーダー、インプロヴァイザー、ジャズ・コンポーザーのヤコブ・ヤング
Jacob Young の国際的なデビュー作となります。ヤコブ・ヤングの繊細な感受性は、北欧の地で開花した固有の音楽の歴史と、彼が現地で直接学んだアメリカのジャズの伝統に関する知識との両者が溶け合って一体化して形作られたものです。 |
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| ヤコブ・ヤングの第一の師は偉大なギタリスト、ジム・ホール
Jim Hall です。ヤングはニューヨークで彼に師事してギターを学びました。（彼の暖色系で、熱情的で、丸みを帯びた音色は、確かにジム・ホールの影響と言ってよいでしょう。） |
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| 本作《イヴニング・フォールズ
Evening Falls》を録音したバンドは、ノルウェー出身の三つの世代に属する即興演奏家たちの様式と理念の反映を目論みヤコブ・ヤングが組織した独特の楽器編成のグループで、この二年間同じメンバーで活動を続けてきました。メンバーの最年少は24歳の若き才能溢れるトランペッターでノルウェーのバンド「Jaga Jazzist （ヤガ・ヤシスト）」の活動でも旋風を巻き起こしているマティアス・アイク
Matthias Eick、そして最高齢は、熟練のドラム・テクニックを誇る天才ヨン・クリステンセン
Jon Christensen （60歳）です。 |
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| バンド・メンバーを、一通りご紹介しましょう──。ヤコブ・ヤング
Jacob Young （各種ギター）、マティアス・アイク
Mathias Eick （トランペット）、ヴィダル・ヨハンセン
Vidar Johansen （テナー・サキソフォン、バス・クラリネット）、マッツ・アイレットセン
Mats Eilertsen （ダブル・ベース）、ヨン・クリステンセン
Jon Christensen （ドラムス）。このメンバー全員が、それぞれ効果的な即興演奏を披露して、ヤコブ・ヤングが作る叙情的な曲の中のオープン・スペースを見事に活用しています。その相互作用は極めて次元の高いものです。 |
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| クィンテットは、この新作CDのノルウェー国内での一足早いリリースとともにノルウェー・ツアーを敢行します。初日は3月3日のモー・イ・ラーナ
Mo i Rana、最終日は3月12日のクリスチャンサン
Kristiansand です。3月6日にはオスロで2回の公演が行なわれます。ジャズ・ショップ＆カフェのバーレ・ジャズ
Bare Jazz でのプロモーション・コンサートと、ジャズ・クラブ「ヘル・ニンセン
Herr Nilsen」でのライヴ・ギグです。欧州全域でのCD《イヴニング・フォールズ
Evening Falls》のリリースは3月22日となります。 |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |