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| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
November 15, 2006 |
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| クリスマスが近づくにつれて、今年も各紙誌で年間ベスト・アルバムのラインナップが発表され、大賞（アルバム・オブ・ジ・イヤー）のセレクトが行なわれます。 |
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| さて今年のECMに届いた最初の連絡はフランスの雑誌からのものでした。こうしたお知らせができることを心から嬉しく思います。 フランスの「ジャズ・マガジン誌 Jazz Magazine」の“今年最も感動的だったアルバム Disque d'émoi de l'année”に選ばれたのは、スザンヌ［スザンネ］・アビュール Susanne Abbuehl の《コンパス Compass》（ECM 1906）と、トリオ・ビヨンド Trio Beyond の《サウダージズ Saudades》です。この２枚が選ばれたことは、ECMにおける「ジャズ」が現在どれほどの広がりを有しているのかを物語っているといえるでしょう。 |
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スイス人とオランダ人の両親をもつシンガー、スザンヌ［スザンネ］・アビュールのディスクは、名状し難い魅力を湛えた「室内楽」のアルバムです。作曲家ルチアーノ・ベリオ
Luciano Berio が愛していた世界各地の民謡から数曲をアビュールらしい新たなヴァージョンで収録（“Black is the Color…”［黒髪の男ひと］、“Lo Fiolairé”［紡ぎ女］）、その他サン・ラ
Sun Ra、チック・コリア Chick Corea の曲を控えめな調子でカヴァーした作品や、ジェイムズ・ジョイス
James Joyce、ウィリアム・カルロス・ウィリアムズ
William Carlos Williams の詩に新たに曲を付けたものが相互に結ぼれ合うようにして収録されています。 |
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トリオ・ビヨンドのアルバム《サウダージズ
Saudades》（ECM 1972/73）は、上記のアビュールのディスクとは打って変わって大変親しみやすい雰囲気に溢れたアルバムです。ジャック・ディジョネット
Jack DeJohnette、ジョン・スコフィールド
John Scofield、ラリー・ゴールディングズ
Larry Goldings の三人がフル・スロットルで燃焼し尽くしたこのライヴ・レコーディングは、トニー・ウィリアムズ
Tony Williams の音楽と人生を声高らかに称揚するものです。 |
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そして、ECMからリリースされたキース・ジャレット
Keith Jarrett のライヴDVD《東京ソロ Tokyo
Solo》（ECM 5501）［訳注＝日本でビデオ・アーツ社からリリースされたものをECMがライセンスして世界発売したもの］が、同じく「ジャズ・マガジン誌」の年間最優秀DVD作品 Choc de
l'année に選ばれました。この映像作品は日本の東京芸術劇場（池袋）で収録された、この偉大なピアニストの即興ソロ・コンサートのドキュメントです。 |
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| 「年間ベスト」関連のニュースは、今後もお伝えしていきます。 |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
