November 17, 2006
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| トーマス、トーマス、トマシュ Thomas,
Thomas and Tomasz
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このたびECMの三枚アルバム――トーマス・デメンガ
Thomas Demenga 《チョングリ
Chonguri》（ECM New Sereis 1914）、トーマス・ラルヒャー
Thomas Larcher 《イッシュ Ixxu》（ECM New
Sereis 1967）、トマシュ・スタンコ・クァルテット
Tomasz Stanko Quartet 《ロンターノ
Lontano》（ECM
1980）――が、ドイツ批評家賞 Preis der deutschen Schallplattenkritik の「芸術的に傑出したリリース作品」に選定されました。これは年間四半期毎に、百名以上のフリーの批評家・編集者で構成されるドイツ批評家協会
German Record Critics によって選出されるもので、今回は今年度の第四回目の選定になります。
これらの三作品に対しては世界各国のプレスからも賞賛が寄せられています。
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トーマス・デメンガ
Thomas Demenga がピアノ伴奏にトーマス・ラルヒャー
Thomas Larcher、アコーディオンにテオドロ・アンゼロッティ
Teodoro Anzelotti を迎えて、アンコール・ピースを注意深い仕方で並べて編纂した小品集《チョングリ
Chonguri》（ECM New Sereis 1914）は、「グラモフォン
Gramophone」誌11月号のエディターズ・チョイス
"Editor's Choice" に選ばれました。
さらにドイツのクラシック専門月刊誌「フォノ・フォルム
Fono Forum」では特別推薦盤に選ばれ、フランスの音楽・舞踊の月刊誌「音楽界（ル・モンド・ドゥ・ラ・ムジーク）
Le Monde de la Musique」では「衝撃
"Choc"」［訳註＝同誌における最高評価ランク］に選出され、「このような内容のアルバムは絶対にECMレーベルでしか制作し得ない種類のものだ」と熱いエールを送って頂きました。
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オーストリア出身の作曲家トーマス・ラルヒャー
Thomas Larcher の室内楽の新作を集めたアルバム《イッシュ
Ixxu》（ECM
New Sereis 1967）は、ロザムンデ・クァルテット
Rosamunde Quartett、トーマス・デメンガ
Thomas Demenga のチェロ、作曲者自身のピアノ、その他のメンバーの演奏による収録です。本作を「強烈なブラック・コーヒーに喩えられる音楽だ」と描写して、「もろ手を上げて推薦したい」と絶賛するコメントが「ミュージック・ウェブ
Music Web」にポストされました（■）。さらにドイツの音楽サイト「クラシック・ドットコム
klassik.com」では、ラルヒャーの音楽が「信じられないほどパワフルで生命力に溢れている」ことに賞賛の声を上げています。
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《ロンターノ Lontano》（ECM
1980）は、トマシュ・スタンコ Tomasz Stanko が率いるクァルテット――マルチン・ヴァシレフスキ（ピアノ）
Marcin Wasilewski、スワヴォミル・クルキエヴィッツ（ベース）
Slawomir Kurkiewicz、ミハウ・ミスキエヴィッツ（ドラム）
Michal Miskiewicz ――による、第１作《ソウル・オブ・シングズ
Soul of Things》（ECM 1788）、第２作《サスペンデッド・ナイト
Suspended Night》（ECM 1868）に続く三枚目のアルバムです。前作、前々作に引き続いて多数の熱狂的な賞賛のレヴューが寄せられています。
アメリカの本格派オーディオ雑誌「ステレオファイル
Stereophile」ではリチャード・レナート
Richard Lehnert が「トマシュ・スタンコがこれまでに録音したなかでベストの内容だ」と書き、英国の有力紙「ガーディアン
The Guardian」ではジョン・フォーダム
John Fordham が「彼ら四人はかつてないほど一体となって相互に深く共感し合っており、もはや、すべての響きが唯一の心を通して立ち現れているかのようだ」と述べ、それが完全に確信できるものだと断じています。
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(c) ECM Records, Munich. Used by
permission.
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※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
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