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| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
November 21, 2008 |
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| 英国を代表するフリー・インプロヴィゼーションのサックス奏者、エヴァン・パーカー
Evan Parker が、今年度のポール・ハムリン賞
Paul Hamlyn Awards の受賞者の一人に選ばれました。イギリス王立建築士協会
Royal Institute of British Architects で先週行なわれたイベントにおいて受賞者が発表されました。 |
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| 各受賞者には、£15,000の小切手が贈られます。今後三年間同額が支払われ、合計£45,000が賞金の総額になります。同賞は芸術家の活動の継続が危機に瀕した際、経済的に支援するために制定されたもので、これによってアーティストは自らの芸術活動と創造の探究のみに専念することができるようになります。 有名な英国の彫刻家リチャード・ウェントワース Richard Wentworth は、同賞を受賞者たちに贈呈するスピーチの中で、アーティストたちの「リスクをおそれない能力」を賞讃すると述べました。 |
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| そして、これは興味深いことですが、今回のエヴァン・パーカーへの授賞は、演奏家としてではなく、彼の作曲活動に対しての支援であると言明されています。実際のところ、エヴァンの創作はずっと以前から「作曲の一手法としての即興
improvisation as a compositional
method」という観点で具体化され続けています。 |
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Toward
The Margins Evan Parker Electro-Acoustic Ensemble ECM 1612 |
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Drawn
Inward Evan Parker Electro-Acoustic Ensemble ECM 1693 |
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Memory /
Vision Evan Parker Electro-Acoustic Ensemble ECM 1852 |
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The
Eleventh Hour Evan Parker Electro-Acoustic Ensemble ECM 1924 |
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ところで、今回の受賞の発表と時を同じくして、エヴァン・パーカーのECMからの新譜《ブストロフェドン（ブーストロフィードン）〔犂耕体［りこうたい］・牛耕法［ぎゅうこうほう］〕
Boustrophedon》（ECM 1873）──トランスアトランティック・アート・アンサンブル
Transatlantic Art Ensemble
のために作曲した一時間に及ぶ作品──が、フランスのジャズ専門誌「ジャズ・マガジン
Jazz Magazine」の選ぶ“今年最も感動的だったアルバム
Disques d'émoi de l'année”の中の一枚に選出されました。 |
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ECMでのパーカーの次のアルバムは、《瞬間の力（ザ・モーメンツ・エナジー）
The Moment's Energy》（ECM 2066）というタイトルで、全14名に拡大したパーカーのエレクトロ=アコースティック・アンサンブル
Electro-Acoustic Ensemble をフィーチャーした内容です。2009年のリリース予定です。 |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
