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| ECM NEWS／ECM情報 | Album cover
reproduced by courtesy of ECM Records, Munich |
Oct 11,
2005 |
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| クリスティアン・フレイ
Christian Frei の映画『戦場のフォトグラファー
War Photographer』（2001）は、近年最も賞賛を集めたドキュメンタリー作品のひとつでした。同作はオスカーにノミネートされると共に、世界中の紛争地域における報道の役割について様々なメディアで沢山の論争を引き起こしました。 ところでこの作品では映像の力強いイメージの奥に、ECMのプロデューサーであるマンフレート・アイヒャーによって構成された緊張感を湛えた音楽（サウンドトラック）も、大きな役割を果たしていました。 |
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| そのクリスティアン・フレイ監督の新作『バーミヤンの大石仏
The Giant Buddhas』は、2001年にタリバンによって破壊されたアフガニスタンの巨大な石仏を巡って描いた困難な歴史を尋ね歩く作品です。本作にもECMの音楽が使用されています。 「狂信と信義、恐怖と寛容、無知と主体性についての映像によるエッセイ」と名指されているこの映画は、タリバンによる仏像の破壊行為の場面から始まります。映画内では、アルヴォ・ペルト、ヤン・ガルバレク、スティーヴ・キューンの音楽が使われています。 |
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| 今年の８月にロカルノ国際映画祭でプレミア上映された後、トロント国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ウィーン国際映画祭にも正式出品作品として参加して、さらに来年のバンコク国際映画祭、シンガポール国際映画祭への招待も決まっています。 |
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| 『バーミヤンの大石仏
The Giant Buddhas』は、ライプツィヒ国際映画祭で国際審査員賞である「銀の鳩賞」を受賞。審査団によるコメントから引用します。 |
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| この映画作家が取り上げた出来事は、政治的に過敏なものであると同時に極めて象徴的なニュースであって、それゆえにわれわれを深く考えさせる。この複雑に絡み合った事件を、丹念な調査と美しい映像によって解き明かしている。 （2005. 10. 9） |
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| またタイム・マガジンは以下のように論評しています。 |
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| 戦争が台なしにしてしまったものを前にした、控えめな、禅のような熟考、それこそがこの映画において実現されているものである。 （2005. 9. 19） |
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“The Giant Buddhas” Official website ■ |
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| ※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。（musicircus） |
