Oct 13,
2005
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再注目、ピンターの『沈黙』 Remembering
Pinter's "Silence"
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ハロルド・ピンター
Harold Pinter がノーベル賞を受賞──当然でしょう──というニュースを受けて、われわれECMとしては、ぜひ皆様に注意を向けて頂きたいアルバムがあります。マイケル・マントラー
Michael Mantler が1976年に、ピンターの短い戯曲『沈黙
Silence』に音楽をつけた作品がそれです。《No Answer / Silence》(Watt 2/5)
本作にはヴォーカルでロバート・ワイアット
Robert Wyatt とケヴィン・コイン
Kevin Coyne、そしてキーボードでカーラ・ブレイ
Carla Bley がそれぞれフィーチャーされています。このアルバムは現在WATTのCDショップで入手可能です。
ところで、このCDは2枚組ですが、カップリングされているもう一枚にマイケル・マントラーが作曲した音楽と文学を融合させた画期的な作品が収録されています。サミュエル・ベケット
Samuel Beckett の『事の次第
How it is』に基づいた作品で、1973年に録音された『無回答
No answer』です。
従って、このCDは結果的に二人のノーベル賞作家をフィーチャーするものとなりました!
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なお、『無回答 No answer』では、目下再結成のニュースで話題のバンド「クリーム」のジャック・ブルース
Jack Bruce の凄まじいヴォーカル・パフォーマンスが聞き物となっています。また美しいトランペットの演奏は晩年のドン・チェリー
Don Cherry です。つまり要するに……、種々の理由はともかく、このアルバムはもう一度聴かれる価値がある作品である、ということをお伝えしたかったのです。
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(c) ECM Records, Munich. Used by
permission.
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※本記事は、ECM が発信する最新情報を ECM Records の許諾を得て翻訳掲載するものです。(musicircus) |
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