ECM NEWS／ECM情報 September 6, 2006

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　ECM NEWS／ECM情報

Album cover reproduced by courtesy of ECM Records, Munich
●ジャケット写真はECM Recordsの許諾のもと、掲載しております。（musicircus）

September 6, 2006

サックス奏者デューイ・レッドマン死去

The passing of saxophonist Dewey Redman

Photo: Roberto Masotti

　デューイ・レッドマン Dewey Redman が９月２日に亡くなりました。ECMとジャズ界は偉大な才能を失った哀しみに沈んでいます。
　ニューヨーク・タイムズ The New York Times は９月４日付の死亡記事で次のように報じています。

　幅広い表現と詩的な魅力を誇り、1960年代以来ジャズの審美的な最前線に立ち続けてきたテナー・サックス奏者デューイ・レッドマンが、先週土曜日にブルックリンで死去した。享年75歳。
　その演奏の特徴は、生々しさ、ブルースへの接近、そして調性から外れた音を用いるのを厭わない姿勢などが挙げられるが、とりわけそのパワフルなサウンドは際立っていた。レッドマンの奏でる表現的で、暗い音色に溢れ、そして声のような表情に包まれた響きは、いかなるシチュエーションにおいても、つねに彼ならではの強烈な個性を刻印していた。
　1971年には「キース・ジャレットのアメリカン・クァルテット」として名高いバンドで演奏し始め、ジャレット氏、ヘイデン氏、およびドラマーのポール・モーシャン［モーション／モチアン］と共に、不規則ながら５年間にわたって活動を継続した。
　またオーネット・コールマン・バンドで異なる時期に活動した四人、レッドマン氏、ヘイデン氏、ドン・チェリー、エド・ブラックウェルからなるクァルテット「オールド・アンド・ニュー・ドリームス Old and New Dreams」は、各人が大黒柱を均等に担うバンドだった。

　ECMでは以下のアルバム群を通じてレッドマン氏の卓越した芸術性を録音する機会を得たことを心から誇りに思っております。