| 2025年8月17日（日曜日）＠月花舎 『古典邦楽十吋盤のすすめ』（カンパニー社）出版記念企画
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| 岡島豊樹 Toyoki Okajima  |
▼ ［前口上］ ▼ 恋川春町 作・画『金々先生栄花夢』を聴く ▼ 朋誠堂喜三二の『桃太郎後日噺』を聴く |
場面十一
勘当
金兵衛は浪費が過ぎて、大店から追い出されました。
場面十二
目黒不動尊前の粟餅屋
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場面十一 |
勘当 |
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| 金むらや金兵衛［かなむらや きんべえ］は深川の遊女おまづに随分つぎ込みましたが、おまづは手代の源四郎とできています。まんまと深みにはめられました。 金兵衛は浪費が過ぎて、大店から追い出されました。 |
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場面十二 |
目黒不動尊前の粟餅屋 |
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【M -】喜多川歌麿筆「今様邯鄲」
大判錦絵：18世紀後期 |
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| 目が覚めるとそこは粟餅屋。注文した粟餅ができたところでした。金兵衛は「人間一生の楽しみもわずかに粟餅一臼［ひとうす］のごとし」と悟ったそうでございます。読者には再び謡曲「邯鄲」が聴こえてきたことでしょう。 |
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| 「〽百年の歓楽も 命［めい］終れば夢ぞかし 五十年の栄花［えいが］こそ 身の為には是までなり 栄花［えいが］の望［のぞみ］も齢［よはひ］の長さも 五十年の歓楽も 王位［わうゐ］になれば是までなり げに何事も一炊［いっすい］の夢」 |
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| これにて恋川春町『金々先生栄花夢［きんきんせんせいえいがのゆめ］』の部を尾張名古屋のきしめんといたします。 |
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