岡島豊樹＝著
『古典邦楽十吋盤のすすめ』
発行：カンパニー社　■

発行日：2024年11月　本体価格：4,800円（＋税）
四六判並製：576頁（うち、カラー128頁）

目次
●古典邦楽十吋LP事始
●日本音楽教材盤小史
●顔見せ展覧会
●その一　長唄／歌舞伎舞台
●その二　義太夫節
●その三　古曲／常磐津節／清元節／ 新内節
●その四　端唄／うた沢／小唄／俗曲・都々逸・お座敷遊び
●その五　雅楽／能・狂言
●その六　箏曲・地歌／尺八
●その七　琵琶／詩吟
●その八　浪曲
●その九　お祭・囃子・太鼓／民謡
●その十　わらべうた／童謡／文部省唱歌

オカジマサンのすすめ、

えっ？岡島さんの新刊？『古典邦楽十吋盤のすすめ』岡島豊樹著（カンパニー社）、テンインチ盤、90年代『ジャズ批評』誌黄金時代編集長をされていた岡島さんがソ連ジャズや地中海ジャズの導き本を上梓するのはわかる、が、レココレ連載旅する名著『SPレコード蒐集奇談』岡田則夫著みたいな？どんだけフィールド広いんや、

長唄、歌舞伎舞台、義太夫節、古曲、常磐津節、清元節、新内節、端唄、うた沢、小唄、俗曲、都々逸、お座敷遊び、雅楽、能、狂言、箏曲、地歌、尺八、琵琶、詩吟、浪曲、お祭、囃子、太鼓、民謡、さらにわらべうた、童謡、文部省唱歌、

池袋ジュンク堂書店９Fに駆けあがる、手に取る、120ページを超えるカラージャケ顔見せ展覧会、に圧倒される、自分が北海道に生まれて祖父母や父母から育てられてきた文化的図像たちがお迎えしてくれている（日本語になってない）衝撃に呆然とする、こ、これだよなあ、



オレが今年「ニセコロッシ JAPAN 2023 ▼」で鶴澤津賀寿さんを掲げたのは、ジャズ評論家悠雅彦先生が晩年藤本昭子を追っかけていた耳の軌跡に沿って到達していた境地、ジャズ批評岡島豊樹先生はもっと先に行っている、


カンパニー社、岡島さんの著作ラインナップ、４冊目、
『ソ連メロディヤ・ジャズ盤の宇宙』
『東欧ジャズ・レコード旅のしおり』（これまだ買ってないー）
『地中海ジャズの歴史と音盤浴案内』

岡島さん鈴木正美さんによる JAZZ PERSPECTIVE誌 VOL.18「特集 ロシアのジャズ」■ も素晴らしい内容でした、2019年、

ジャズの発祥はニューオリンズの系譜とオデッサの系譜がある！、と度肝を抜いた岡島さんと鈴木さん、吉祥寺の天空ジャズインプロの聖地、カフェ・ズミ、で、2010年10月4日に行った、

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混民サウンド・ラボ・フォーラム 2010年秋期
第7回 ポスト･クリョーヒン･スタディーズ 第2弾
パネリスト: 鈴木正美、岡島豊樹、北里義之（司会）
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鈴木正美さんの「１９６０年代のジャズ・フェスティバルと聴衆」、ロシアのジャズはじつに１９２２年から始まっている、論文PDF、今も読めますね、■

２年前のウクライナ侵攻、オデッサの街は、ウクライナのミュージシャンは、ロシアのミュージシャンは、レコード芸術『特集ウクライナの音楽』2022年8月号、を買うのと同時に、岡島さんたちも心配されているだろうなあ、と、想う、日々、

何を書いとんのか、

今年月光茶房でカンパニー社『日めくりジャズ366　2024年版』■ を購入、知らない盤ばかりでネットで探っては、Jaki Byard On The Spot! に出逢いました、泣きました、うお！、2025年版の発売予告が！、■

この、『古典邦楽十吋盤のすすめ』、ずしっと紙質が重くて手触りがよくて、カラーページのジャケに影がついている立体感もワザだなー、白黒ページもどのページにも所せましとジャケが図像が散りばめられていている、これらの図像すべてが渡辺京二著『逝きし世の面影（平凡社ライブラリー）』ではないか、（これまた日本語になってない）、



オレは入手してから毎日有楽町線丸の内線を、この本を持って、お気に入りのニットの手袋でこの本だけを持って、仕事に行っています、誇らしいとも違くて、わたしはこの本を手にしているわたしでありたいと言うのか、立場の表明と言うのか、ファッション？、ファッションてそういうもの、

岡島さんのあとがきが泣ける、うん、オレも朗らかに歌う女子を嫁さんにしてみせる！、

多田雅範 ちゃちゃのり
Tada Ikuno Urano Asanuma Masanori 1961-

ECM catalog 増補改訂版／50th Anniversary
発行・発売：東京キララ社　■
NEW EDITION　Now on sale
Published in 2019

ECMレコード創立50周年記念
2019年11月29日発行　本体5,000円（税別）
A5・並製（210×148mm×34mm）
940頁（カラー260頁・モノクロ680頁）

昆虫採集と、エーミールと、音楽について、

ECMに録音を残したミュージシャンたちの、サイドメンを含め、他のレーベルの作品、レア作品、名前のクレジットがあればすべて集める、カトリーナ・クリムスキー、タミア、ジミ・スメン［スマン］（Jimi Sumén）、アルフレート［アルフレッド］・ハルト、ガース・ノックス、クラウディオ・プンティン、ブルーノ・シュビヨン、

見たことのない組み合わせのミュージシャンたちの未発表盤をECM本社の倉庫で見つける夢をみるようになったら一人前だ、

ECM50周年によせて　多田雅範　■